最新ブラウザ事情
このページでは、IEやFirefox、Chromeなど、各種ブラウザについて、過去から最新情報までをまとめています。
随時、更新していますので、お時間のあるときにでもご覧ください。
なお、一部私見も入っておりますので、ご容赦ください。
代表的なブラウザを上げてみます。
・Internet Explorer(6、7、8、9、10) ※5.5以前は、さすがに省きます。
・Android標準ブラウザ
・Chrome
・Firefox
・Opera
・Opera mini
・Safari
・Sleipnir(スレイプニル)
・Dolphin Browser
これ以外にも、Andoroid、iPhone、iPad向けなどには、無料/有料含め多数ありますが、
日本で使用されている代表的なブラウザはこんなところだと思います。
●IE(エンジン:Trident)
1.IE6
対応は、XPのみですが、未だに、IE6しか動かない独自WEBシステムなんてのもあります。
その為、IEだけは、バージョン6のままの人は、決して少なくありません。
IEは、OSと癒着している為、複数バージョンを共存出来ません。致命的欠点かもしれません。
2.IE7
XPと、Vistaが対応しています。 Vistaのプレインストール版でもあります。
IE6が残ったのは、IE6とIE7の互換性の低さからでした。
IE7は、他のブラウザでは当たり前だったタブブラウザの初期バージョンです。
既存WEBサイトがIE7では動かなかったのは、うなずける話なのです。
IE7の対応は、タブ化対応など、根本的に作り直す必要がある事が多く、コストや時間などから、
そのままと言うケースが多いです。
シェア率は低くなりつつありますが、10位以内には入っています。結構やっかいです。
3.IE8
XP、Vista、7が対応しています。
XPにとっては最終版(9以降は提供されません)となります。
Windows7にとっては、プレインストール版となります。
現役のバージョンです。 もちろん、IE7との互換性に問題があり、互換モードなる機能が搭載されています。
しかし、私達のようなプロならともかく、一般の方に、何の意味があるんでしょうか?
IE8に対応してないサイトとしか評価されないでしょう。
4.IE9
Vista、7が対応しています。 Windows Vistaにとっては最終版となります(10は提供されません)
ある調査によると、現在一番使われているIEのバージョンの様です。
しかし、Windows7の場合、IE8のまま使い続けている方が多いのではないでしょうか?
5.IE10
Windows7と、Windows8が対応しています。 Windows8のプレインストール版となります。
最近、Windows7用のIE10がリリースされました。
まだ、勇気のある方用のバージョンです。(業界では、人柱と言います)
6.次期IE(IE11)
コードネーム Windows Blueには、IE11が搭載されている様です。
まとめ
アンチIE派(個人的意見です。あしからず)としては、「もういいよ」って感じですが、IEの歴史は、
これからも続く様です。
IE6,7など、互換性の低い負の遺産をどうにかして欲しいものですが・・・。
出来る事なら、Windows Updateで、古いIEを強制的に削除するアップデートが欲しいものです。
●Android標準ブラウザ
Andoridに標準搭載されているブラウザです。
Googleなんだから、下記のChromeが標準じゃないの?と思われるかもしれませんが、
標準ブラウザが存在します。 ちなみに、Chromeは、Android2.3にはインストール出来ません。
Andorid標準ブラウザは、OSと一体化しているので、個別のバージョンアップはありません。
もちろん、Andoroid以外への、提供もありません。
使いやすいか、使いづらいかは、ひとそれぞれですが、Playストアで、多数のブラウザが
提供されている事を考えると、自ずと答えは出るはずです。
しかし、FeliCaなどにアクセスするサービスの場合、標準ブラウザしか対応していなかったりと、
OS一部となっている様です。
●Chrome(エンジン:WebKit)
IEを除いて、最近シェアトップの座を奪ったGoogle謹製の「Chrome」です。
最近の開発者は、「Chrome」メインに使っている人が多く、業界人のデファクトスタンダードブラウザに
なりつつあります。
Chromeは、Windows以外にも、Android、MAC、iPhone、iPadの全てのプラットフォームに
提供しているのが特徴です。
色々なデバイスを使いこなしている人にとっては、それだけで価値ある存在と言えます。
PC、スマートフォン、タブレットのブックマークの相互同期など、IEには出来ない事が支持されている一つの要因だと思います。
Chromeは、自動アップデートに対応してる為、基本的に、インストールしていれば、常に最新版となります。
まだ、先の話ですが、Chromeのレンダリングエンジンが、「WebKit」から「Blink」に変わるとの話があります。
6月リリース予定のVer28(次の次)から、搭載されるかもしれないとの情報もあり、動向が注目されます。
WebKitしか許可していないAppleのiOS版Chromeなど、どうなるのか、情報が入り次第掲載します。
●Firefox(エンジン:Gecko)
ちょっと前までは、こちらが、IE駆逐の急先鋒だった、Firefoxです。
私は、今でも、Firefoxがメインブラウザなんので、ちょっと残念です(笑)
Firefoxは、NETSCAPEの流れを酌む歴史あるブラウザです。(NETSCAPE6と言う黒い歴史もありましたが)
Firefoxは、Windows以外に、MAC、Androidに提供しています。
iOS系のiPhone、iPadには、(MozillaとAppleとの大人の事情により)提供されていません。
Firefoxは、自動アップデートに対応してる為、基本的に、インストールしていれば、常に最新版となります。
●Opera(Opera Mobile含む)(エンジン:Presto)
こちらも、歴史あるブラウザの老舗Operaです。
その昔は、有料だったりと、シェア高くはありませんが、固定ファンが居るのも事実です。
Windows、MAC、Androidに提供しています。
iOS系の、iPhone、iPadには、Firefox同様、大人の事情により未提供です。 理由は、Opera miniをご覧ください。
特に、モバイル分野では、10%程度のシェアを持っています。
Operaは、自動アップデートに対応してる為、基本的に、インストールしていれば、常に最新版となります。
●Opera mini(エンジン:未搭載)
こちらのOperaは、レンダリングエンジンを搭載しない、Opera曰く、「WEBビューア」だそうです。
一旦、Operaの専用サーバーを経由し、レンダリングを行い、その情報を「Opera miniビューア」で
表示するって事です。
ですので、WebKit系エンジンしか許可していない、iOSのiPhoneやiPadにも提供出来ている訳です。
(ブラウザじゃないので・・・・)
レンダリングエンジンを搭載していないので、アプリサイズが小さい、低スペック機でもレスポンスが良いなど、
副次的効果もある様です。
と言う事で、Operaと、Opera miniは、実装方法が全く異なる為、基本的に別物と考えた方が良い様です。
●Safari(エンジン:WebKit)
Apple謹製のブラウザ「Safari」です。
Microsoftの「Internet Explorer」みたいなものですが、バージョンアップ毎に、必ず表示が崩れるIEと違い、
それほど嫌われていません(汗)
Safariのエンジンは、Chromeと同じ「WebKit」を使っている素性の良さもあるのでしょう。
iPhoneや、iPadの販売台数から、モバイル分野のブラウザシェアは、60%以上と圧倒的です。
一昔前は、「Safari? いいじゃない。使ってる人いないでしょ」と一言で終わっていたのですが、
今は、Safari対応は必須です。
Appleのある販売員曰く、「Safari以外を使って、インターネットを閲覧し、何かあった場合は、保証対象外です。」と
言っている(脅している)のが聞こえてきました。
セキュリティを取るか、自由を取るか、難しい問題です。
●Sleipnir(エンジン:WebKit)
日本製のブラウザです。 カスタマイズの高さに力を入れています。
国内のシェア率は、3%以上はある様です。
こちらも、Chrome同様、Windows、MAC、Android、iPhone、iPadに提供しています。
エンジンは、WebKitなので、iOS系にも提供出来る訳です。
Sleipnirは、自動アップデートに対応してる為、基本的に、インストールしていれば、常に最新版となります。
●Dolphin Browser(エンジン:WebKitベースの改良版)
Android、iPhone、iPadなどモバイル用のブラウザです。
特に、Andoroidの初期の頃は、使えるブラウザが少なく、相当のシェアを持っていましたが、
暗黒の歴史(スパイウェア疑惑)や、Android用の、Chrome、Firefoxのメジャーブラウザの品質が上がり、
徐々にシェアは下がっていると思いますが、一定の固定ユーザが居ると思われます。
特に、Flashが使えるブラウザとして有名でした。
●ケータイブラウザ(iモードブラウザなど)
忘れる所でした。(汗)
ケータイでも、ブラウザが搭載されています。
NetFront Browserと言う、組み込み型(アプリ型ではない)のブラウザが搭載されています。
今となっては、かなりやっかいな存在です。
IE以上にテストするのが大変な存在になってきました。